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第5シードのゴフィンがチリッチのパワーを制す

[シングルス準決勝]
○ダビド・ゴフィン(ベルギー) 7-5,6-4 ●マリン・チリッチ(クロアチア)

■第1セットは緊迫したラリーの連続だった。チリッチは時速200キロ超のサーブでエースを連発。ゴフィンはベースラインからあまり下がらず、早いテンポで左右にボールを展開する。互いに持ち味を出しながらの主導権争いを、観客は固唾をのんで見守った。

■第8ゲームで試合が動いた。チリッチの初めてのブレークポイントでゴフィンがダブルフォールト。しかし、ゴフィンのチャレンジで判定は覆り、プレーのやり直しとなった。それでもゴフィンは納得しない。コールに関係なく相手はリターンをミスしたと主張したのだ。だが、判定は変わらず、結局、ゴフィンはこのゲームを落とす。

■緊迫した展開での微妙なジャッジは、えてして分岐点になる。しかし、「その後の対応がよかった」とゴフィン。すぐに集中を取り戻し、ストロークで揺さぶってブレークバック。5-5から再びブレークに成功し、結局、7-5でセットを奪った。チリッチにはアンフォーストエラーが増えていた。決め急いでのミス、力んでのミスで自分のプレーの勢いを止めた。第2セット2-2でチリッチがサーブを落とすと、主導権はゴフィンのものとなった。

■ツアーの公式映像サイト「テニスTV」の集計では、チリッチのエラーは2セットで45本と、相手の約2倍に達した。ゴフィンのリターンとストロークに重圧をかけられてのミスと見ていいだろう。チリッチは「彼は動きが速いから、常に押されている感じになる。時間がないと感じてしまうんだ」と嘆いた。

■「速いプレーを心がけた」というゴフィンが、チリッチのパワーを制した。身長180センチの小兵が世界ランキング14位にいる理由を見せつけるような試合だった。キリオスとの決勝でも「できるだけ走り回りたい。彼は創造的なプレーをするので、できるだけ堅実に戦いたい」と武器を前面に出すつもりだ。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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