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ハイレベルな打ち合いの末、キリオスが決勝に進出

[シングルス準決勝]
○ニック・キリオス(豪州) 6-4,6-4 ●ガエル・モンフィス(フランス)

■ツアー屈指の運動能力を誇る2人の顔合わせで、相手の体勢をいかに崩すか。コートをめいっぱい広く使い、かつ緩急を大きくつけることは当たり前かもしれないが、そのレベルが非常に高かった。強烈なバックハンドのダウンザラインの後に、ギリギリまでボールを引き付けて、球速を何十キロも落としたドロップショットを放つ。それでも、相手は追いつく。「エンターテインメントの要素を持った選手であることは共通点」とキリオスは言った。両者のアクロバティックなプレーに、観客のどよめきが何度も響いた。

■試合を通じて、キリオスが主導権を握っていた。第1セット第7ゲームで最初のブレークポイントをものにし、続くゲームを長いデュースの末に取ったのが大きかった。第10ゲームでは得意のサーブで222キロをマークして、突き放した。第2セットも第7ゲームをブレークした次のゲームで粘ってキープして流れを渡さなかった。

■ツアーの次代を担うと評される21歳は、9歳年上のモンフィスについて「信じられないくらいのエンターテイナーでアスリート。非常に尊敬している。自分がお金を出して試合を見てもいい唯一の選手」と言ったほど。2年前のデ杯以来、2度目の対戦を終えた後のハグにも親しい関係がうかがえた。

■コート上でのインタビューでキリオスは「2人とも楽しんでテニスをする選手。楽しんでもらえたらうれしい」と伝えた。ハイレベルな打ち合いを堪能した観客の満足感が、大きな拍手に表れていた。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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