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第4シードのゴフィンがマナリノを下し、初優勝

[シングルス決勝]
○ダビド・ゴフィン(ベルギー) 6-3,7-5  ●アドリアン・マナリノ(フランス)

■昨年は涙を飲んだこの東京の決勝。過去2戦負けなしのノーシードを相手に優位と見られた今年は、世界ランキング11位のゴフィンが持ち味を存分に発揮して頂点に立った。優勝スピーチでコーチらに感謝を述べた後「ついにトロフィーを取れた。とてもうれしく思っている」。と静かに喜んだ。

■第1セットは本人も「すべてがうまくいっていた」と評した出来。トップ選手の中では細身に見える体格で、破壊力満点のサーブやショットがあるわけではない。声を出すこともなく、一見、淡々とプレーしているような印象を与える。しかし、打球はクロスの打ち合いでも回転量と深さを一本ごとに変化をつけ、相手のタイミングをずらしている。第4ゲームではウィナーを連発してブレークに成功し、33分であっさりとセットを奪った。

■危なかったのは第2セットの前半だった。ペースをつかんだマナリノがギアを上げ、フラット気味の打球のやや攻撃的なプレーに変えてきた。ストローク戦で押され、2-3からブレークを許す。だが、ゴフィンはさらに引き出しを持っていた。ネットプレーを交えたり、リターンをより厳しく放った。ストロークでも前後左右に相手を走らせ、狙いすましたショットがライン際に決まるとスタンドからどよめきが起こった。次のゲームをブレークバックして流れを渡さなかった。

■前週は中国の深センオープンを制し、この大会では水曜から5日連続とタフな2週間を戦い抜いた。通算4勝目だが、これまでより格上のATP500大会で初めて優勝し、自信も増した。だが、26歳は「攻撃的なプレー、ボレー、サーブなど伸びしろは、たくさんある。これからも努力し続ける」と満足することはない。キャリアの節目となるよい思い出ができた東京の印象は、昨年以上によくなったようで「また来年も帰って来たいと思っている」と笑みを見せた。

■アドリアン・マナリノの話 「第2セット、一つブレークした後のところで、3,4本のウィナーを取られたのが厳しかった。ダビドはスピードのあるプレーをするので、ラリーをするのは難しい。今日は明らかに相手の方が上回っていた」

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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